『木』のHacoaと『革』のHERZ。代表2人による、ものづくり談義

『木』のHacoaと『革』のHERZ。代表2人による、ものづくり談義。

職人コラボとしてハコアと一緒に商品開発をしている革工房HERZ(ヘルツ)さん。先日、商品組み立ての技術指導を兼ねてハコア本社にお越し戴きました。
「これはチャンス!」と、社長ながら職人としてものづくりに関わり続けるヘルツ野口社長とハコア市橋社長にインタビュー。笑いの絶えないものづくり談義が始まりました…

互いに共通する、1つの商品を1人の職人が責任を持って最後まで仕上げる文化

『1つの商品を1人の職人が責任を持って最後まで仕上げる、という文化は共通するのかな、と思います。』

―野口社長、ハコアの工場見学での印象はいかがでしたか?

野口社長(以下 野):想像していたよりも工場がきれいで…。(笑)
市橋社長(以下 市):(笑)
:木工の工場って粉塵が舞っているような印象でしたが、ハコアさんはすごくキレイだと感じました!職人さんは、皆さんとてもまじめに仕事されていて話かけたら怒られそうでした。(笑)

―市橋社長もヘルツさんの工房を見られたことがあるそうですが、その時の印象はいかがでしたか?

:感動でしたね!お店に入った瞬間に「カッコいいな!」という感じ、ワクワク感がありました。職人として共感できることがたくさんあってヘルツさんはクリエイターとしての王道を歩まれているなあ、という印象を持ちました。

―私も、まさかお店の奥に工房があるとは思っていなくて驚きました。

:見てもらった方が安心感があるっていうか。良いようにも悪いようにも誤解されたくない。そのままを見てもらって納得して購入してもらいたいというのは一番大事にしています。

ヘルツとハコアの工房。

―ハコアの工房でも職人の働く姿を見せるスタイルは共通していますね。実際にハコアの工房とそこで働く職人をご覧になって、ハコアとヘルツさんとで共通する部分は何かありましたか?

:1つの商品を1人の職人が責任を持って、最後まで仕上げるという文化は共通するのかな、と思います。完全に分業制でラインで作ってるのではないんだぞ!という思いは強く持っているので。
:お客様が感じる共通点については「使えば使うほど味が出る」というのは木と革も共通でしょうね。作る側でいうと、やはり手仕事でしょうね。僕らは「機械や道具を使う仕事」であって「機械に使われる仕事」じゃないから。あと、ヘルツさんだと「木を切ってみたいなあ」とかあるじゃないですか?(笑)
:はい、そうですね。(笑)
:僕らにしてみると、「革縫ってみたいなあ」ってあるんですよ。お互いにやってみたいという憧れというかね、その想いがこういう共作につながったというのは、本当に嬉しいです!

もので裏切ってはいけないという使命感と不安感

『もので裏切ってはいけないという使命感と不安感がありますね。』

―ところで、お2人ともお互いのブランドのアイテムをそれぞれお持ちとのことですが、お気に入りポイント等を教えてください!

:(木製iPhoneケースを見つめながら)木目が1つひとつ全然違うっていうのは楽しいですね。革は経年変化が何となく想像がつくんですが木を身近な道具として使いながらどう変化していくかというのは、すごく楽しみですねー。
:僕はコレですね!(飴色に変化した鞄と財布を満足そうに机の上に出しながら)すごーく良い色になってきて。自慢できるものが持てたな、という喜び。この鞄を持つことで自分の背筋も伸びる。鞄だけ良くてもダメだから自分のスタイルを気にするようにもなった。「心に訴えるものを持つことの意味」というのは実際に所有してみないと分からないですよね。
そういう想いが感じられる商品だとプレゼントしたくなる。僕はヘルツさんのアイテムを3人ぐらいにはプレゼントしちゃいました!こんな風にファンがプレゼントを繰り返すことで、どんどん商品が広がっていきますよね。そう思うと、もので裏切ってはいけないという使命感と不安感がありますね。
:そうですね。なので、プレゼントはもちろんのこと、できれば是非お客さまご本人にお店に来てもらいたいという思いもありますね。

お互いの得意な技術を持ち寄って全く新しいものを生み出す。

『全く新しいものをというのも面白そうですね。お互いの得意な技術を持ち寄って。』

―それぞれの素材によって、得意・不得意があると思いますが、お互いの素材に可能性を感じる部分はありますか?

:木は硬くていいなぁと思いますよ!(笑)
:(笑)
:革では芯材を一緒に付けてあげないと作れない形があります。芯材は付けたくないので、できるだけ芯材を使用しないで作ると決めてる部分もあったりするんです。一度革だけで作ることに挑戦して、見事に失敗したことがありますが…。(笑)

―市橋社長はいかがですか?

:可能性は無限に感じますね。素材を活かすものをヘルツさんは作ってるんだと思うんですよね。それはうちも一緒ですけど。アレもコレもあったらいいな、というのは素人感覚でも革に感じますね。そういう想いを一緒に実現できれば楽しいなあと思いますね!ヘルツさんのスタッフさんも、うちのスタッフもお互いにテンションが上がるような、何か良い化学反応が起きそうな気がします。

―1年間一緒に商品開発させて頂きましたが、コラボ商品としての手応えのようなものは感じていらっしゃいますか?

:そうですね…今まで異素材のブランドさんと一緒に本気でコラボするというのはほぼ初めてだったので仕上がりが全然想像できなくて。色々な試作をやらせて戴きました。ハコアさんの最初の印象は、かなりカッチリしてるのかなあ…みたいな。すごく丁寧に商品の角を仕上げているブランドさんだったので(笑)。「いやぁ、これはまとまるんだろうか…」とも思ってたんですが見事に柔らかく全体がまとまって。ウチとしても違和感のない、面白いアイテムが作れたと思いますね!
:これぐらいの厚い革だとやはり鞄ぐらいのサイズがベストですよね?(コラボ商品のブックペンケースの革を見ながら)
:そうですね。
:その革で「本当にこういったペンケースを作ってもらえるんだろうか」という心配の方が結構ありました(笑)。そんな僕の不安とは裏腹に、思った以上に良い感じで仕上げて戴いてお客様の喜ぶ商品になったのが一番嬉しかったです!

ハコアとヘルツのコラボレーションアイテム。

―最後の質問です。今後展開をしてみたいと思うものはありますか?

:そうですね、前から言わせてもらっていますけど鞄だったり、大きなものだったり。今回はペンケース名刺ケースという王道アイテムでしたけど、何か全く新しいものをというのも面白そうですね。お互いの得意な技術を持ち寄って。木と革を縫っちゃうだったり。革屋だけでは気づかなかった加工だったり。誰も見たことのない、常識にとらわれないことをやってみたいですね…。
:おっしゃる通り、鞄は1度やってみたいですね…。個人的に欲しいのは、小さなバックとか…。それもスーツに合うようなショルダーバックが良い。フォーマルに近いスタイルで、ビシッと決まる鞄が欲しいです!

―それ、コラボと関係なくただ市橋社長が欲しいものじゃないですか!(笑)

:(笑)。デザイン書いて送ってもらえれば作りますよ!(笑)
:いいんですか!?
:…出来る範囲で(笑)。

―それでは最後にお互いの愛用アイテムを持って写真撮影をしましょうか!ありがとうございました!(この時撮った写真が、本ページ最初の写真です)

木と革職人のコラボレーション プロモーションムービー

Hacoa ×  HERZ コラボレーションアイテム。